2013年03月25日
泰国杖・居合道稽古会(定例稽古) 弥生弐十四日
タイ国は早くも外気温40度を越す本格的な“夏季節”をむかえました。
昨日の稽古場もエアコンがかかっていたのでしょうが、余り影響はなかったようです。閉じ切りの室内ですので、皆さんの熱気で逆に室温が上昇していたかもしれません。
さて、昨日の稽古内容を簡単に記載しておきたいと思います。お仕事で欠席なさった方は、参考に読んで下さい。また、出席した方は復習のつもりで考えてください。
〔杖道〕
・基礎訓練 軸転法,膝回し,首回し,歩法,練り足,空足,斜め歩行
・基本打ち 本手打,逆手打,引落打,返し突,逆手突,巻落,繰付,
繰放,体当,突外打,胴払打,体外打(十二本)
・形 一本目 着杖
二本目 水月
三本目 引提
(杖道審判・審査上の着眼点)から
一本目 着 杖
(打)
一.正しい八相の構えから間合いに入り水平まで切っているか。
二.正しく左上段に構えているか。
(仕)
一.右斜め後ろに体を捌いた姿勢はどうか。
二.杖を右斜め上方より大きく回して「打」の左小手を打っている
か。
三.正しい本手打で「打」の左小手を打っているか。
二本目 水 月
(打)
一.「仕」の正面を正しく切っているか。
二.八相より十分間合をとって正しく中段に構えているか。
(仕)
一.体を右斜め前に捌き、左肩をやや後ろに引き正しく水月を突い
ているか。
二.正しく引落の構えになっているか。
三.引落打の強さはどうか。
三本目 引 提
(打)
一.太刀先を等分に杖と合わせているか。
二.左上段から正しく正面を切っているか。
三.正しく繰り付けられているか。
(仕)
一.合わせた杖先は太刀と等分になっているか。
二.正しい繰付から正しく水月を突いているか。
〔松井先生語録(私が僭越ですが名前を付けさせていただきました)から引用させていただきます。〕
・習熟ということには、愚直な反復が必須だからだ。素直にその指導に従って、ひたすら反復した者は、明らかに動作、気合共に進歩が見られました。勿論,それはしんどいと思い、手抜きをした者には進歩が見られなかった。
武術は知識ではないと何度も言ってきた。自分勝手な好みの動作や価値感観を否定しなければ進歩は望めない。
・一般的に皆さんは呼吸が浅いし、意識的に深く呼吸することもしません。
逆腹式の場合、吐く時に腹を膨らますのですから、意識的に行わないとできません。結果、深い呼吸ができ、身体バランスが改善されたということができるでしょう。
・下半身をしっかり決め、腹の底から口を大きく使いながら発声すると、呼吸筋ばかりかその他の筋肉まで連動し、武術的動作によい影響を与えます。
・神道夢想流をベースとする杖道は「エイ」「イエイ」「ホー」を発声しますが、これらの発声だけでも様々な筋肉が連動します。だから大きな気合を出せというのですが、大声なら良いというのではありません。武術の場合険しい気合にならなければなりません。だから気合発声法の指導の時などは、「腹の底からだせ」「目から火花が散るくらいだせ」と指導してきましたが、皆さんは考えただけでもしんどいと思うのかやりません。考えるからダメなので、下手な考え休みに似たりです。楽をしたら進歩はありません。
この後の「居合」の稽古については、別に掲載させていただきます。
昨日の稽古場もエアコンがかかっていたのでしょうが、余り影響はなかったようです。閉じ切りの室内ですので、皆さんの熱気で逆に室温が上昇していたかもしれません。
さて、昨日の稽古内容を簡単に記載しておきたいと思います。お仕事で欠席なさった方は、参考に読んで下さい。また、出席した方は復習のつもりで考えてください。
〔杖道〕
・基礎訓練 軸転法,膝回し,首回し,歩法,練り足,空足,斜め歩行
・基本打ち 本手打,逆手打,引落打,返し突,逆手突,巻落,繰付,
繰放,体当,突外打,胴払打,体外打(十二本)
・形 一本目 着杖
二本目 水月
三本目 引提
(杖道審判・審査上の着眼点)から
一本目 着 杖
(打)
一.正しい八相の構えから間合いに入り水平まで切っているか。
二.正しく左上段に構えているか。
(仕)
一.右斜め後ろに体を捌いた姿勢はどうか。
二.杖を右斜め上方より大きく回して「打」の左小手を打っている
か。
三.正しい本手打で「打」の左小手を打っているか。
二本目 水 月
(打)
一.「仕」の正面を正しく切っているか。
二.八相より十分間合をとって正しく中段に構えているか。
(仕)
一.体を右斜め前に捌き、左肩をやや後ろに引き正しく水月を突い
ているか。
二.正しく引落の構えになっているか。
三.引落打の強さはどうか。
三本目 引 提
(打)
一.太刀先を等分に杖と合わせているか。
二.左上段から正しく正面を切っているか。
三.正しく繰り付けられているか。
(仕)
一.合わせた杖先は太刀と等分になっているか。
二.正しい繰付から正しく水月を突いているか。
〔松井先生語録(私が僭越ですが名前を付けさせていただきました)から引用させていただきます。〕
・習熟ということには、愚直な反復が必須だからだ。素直にその指導に従って、ひたすら反復した者は、明らかに動作、気合共に進歩が見られました。勿論,それはしんどいと思い、手抜きをした者には進歩が見られなかった。
武術は知識ではないと何度も言ってきた。自分勝手な好みの動作や価値感観を否定しなければ進歩は望めない。
・一般的に皆さんは呼吸が浅いし、意識的に深く呼吸することもしません。
逆腹式の場合、吐く時に腹を膨らますのですから、意識的に行わないとできません。結果、深い呼吸ができ、身体バランスが改善されたということができるでしょう。
・下半身をしっかり決め、腹の底から口を大きく使いながら発声すると、呼吸筋ばかりかその他の筋肉まで連動し、武術的動作によい影響を与えます。
・神道夢想流をベースとする杖道は「エイ」「イエイ」「ホー」を発声しますが、これらの発声だけでも様々な筋肉が連動します。だから大きな気合を出せというのですが、大声なら良いというのではありません。武術の場合険しい気合にならなければなりません。だから気合発声法の指導の時などは、「腹の底からだせ」「目から火花が散るくらいだせ」と指導してきましたが、皆さんは考えただけでもしんどいと思うのかやりません。考えるからダメなので、下手な考え休みに似たりです。楽をしたら進歩はありません。
この後の「居合」の稽古については、別に掲載させていただきます。
タグ :武道(杖道)