2010年03月29日
武道について(武とは。武道とは。武の意義と武道の本質)
武道を修行している者にとって昇段審査は、一つの関門又は自分の修行の度合いを知る上で、非常に大切な節目で有ると私は考えています。人によっては昇段なんて二の次、技が上手くなれば、技が人よりも上達すれば、それでいいんだ、という人もいるかもしれません。それはその人の考え方ですから、私はあえて否定はしません。一般論として申し上げれば修行過程における昇段審査は、必要不可欠なものです。
この昇段審査、全日本剣道連盟(以下。「全剣連」)で申し上げますが、杖道,剣道,居合道全てにおいて共通していえますが、最初に実技審査が行われ、この審査に合格した人が次の学科審査(筆記試験)に臨めます。〈地区によっては事前に学科審査内容が知らされていて、審査当日に受付にて「答案」を提出する方式もあります。〉今回は私の受審しています地区でのことに限定して書きます。
すなわち、実技が非常に人よりも優れていて、誰が見ても素晴らしい技で超一流だ。といっても、次の学科審査が無回答〈白紙状態)では、昇段は不合格となります。
また、全剣連では『昇段審査規則 同細則』が定められています。例えば、杖道に入門しました。直近の審査会が開催された時に、1級が取得できます。1級取得後また直近の審査会で初めて「初段」の審査に臨めます。一般的には初段受有後1年以上修行した人は二段を受験できる資格が生まれてきます。以下三段は二段受有後2年、4段は受有後3年というように、自分の現在の段位相当年数を経ないと、次の段位を取得できない制度となっています。
前段が長くなりましたが、本題に入りたいと思います。私が何時も練習をする時に念頭に置いていることがあります。それは、「武とは。武道とは。武の意義と武道の本質とは」です。ただ単に、棒を振り回す、打ち付ける。刀を抜き切り付ける。竹刀を相手に当てる。だけが武道ですか?
では、武道とは何なのか。今日はさわりだけですが最初に「武道」を考えてみたいと思います。
辞書によりますと「武道」とは、
1.武士の守るべき道。武士道。
2.武術に関する道。剣術・弓術など。
と簡単な言い回しでしか出てきません。武士の守るべき道が武道ですか。では、「武」とは何でしょう。
同じく辞書によりますと、
1.戦いに関する事柄。武芸。「武を尚ぶ」また「文武の道」
2.軍事力。武力。「-を用いる」
と記載されています。
漢字の成り立ちから見ますと、「武」とは『会意文字』【漢字の六書(りくしょ)の一つ。】であり、二つの以上の字を合わせて、新しい字形と意味を構成する方法でありまして、すなわち、『二つ』の『矛』(ほこ)を『止める』ことが「武」であります。
争いごとが起きている渦中に割り込んでいき、その闘争を静止させる。これこそが本来の「武」であります。ですから、割ってはいるだけの勇気と胆力そして、武の裏づけとなる『武道』(武の技術)が自分自身の身についていなければ、決してできることではありません。ただ単に中に入り込んだのはいいが、自分が逆に叩き伏せられてしまい、返って話が複雑になってしまっては、もともこもありません。
争いごとを静止することは並大抵のことではできません。しかし、武道を修行することにより自分自身を守れるだけの自身と、率先垂範できる行動力が備わってくれば、それはそれで、武道修行の一段階としては効果があったものとみなされると思います。
今日は武道の中の「武」について、本当のさわり程度ですが記載してみました。次は後日また改めまして。
この昇段審査、全日本剣道連盟(以下。「全剣連」)で申し上げますが、杖道,剣道,居合道全てにおいて共通していえますが、最初に実技審査が行われ、この審査に合格した人が次の学科審査(筆記試験)に臨めます。〈地区によっては事前に学科審査内容が知らされていて、審査当日に受付にて「答案」を提出する方式もあります。〉今回は私の受審しています地区でのことに限定して書きます。
すなわち、実技が非常に人よりも優れていて、誰が見ても素晴らしい技で超一流だ。といっても、次の学科審査が無回答〈白紙状態)では、昇段は不合格となります。
また、全剣連では『昇段審査規則 同細則』が定められています。例えば、杖道に入門しました。直近の審査会が開催された時に、1級が取得できます。1級取得後また直近の審査会で初めて「初段」の審査に臨めます。一般的には初段受有後1年以上修行した人は二段を受験できる資格が生まれてきます。以下三段は二段受有後2年、4段は受有後3年というように、自分の現在の段位相当年数を経ないと、次の段位を取得できない制度となっています。
前段が長くなりましたが、本題に入りたいと思います。私が何時も練習をする時に念頭に置いていることがあります。それは、「武とは。武道とは。武の意義と武道の本質とは」です。ただ単に、棒を振り回す、打ち付ける。刀を抜き切り付ける。竹刀を相手に当てる。だけが武道ですか?
では、武道とは何なのか。今日はさわりだけですが最初に「武道」を考えてみたいと思います。
辞書によりますと「武道」とは、
1.武士の守るべき道。武士道。
2.武術に関する道。剣術・弓術など。
と簡単な言い回しでしか出てきません。武士の守るべき道が武道ですか。では、「武」とは何でしょう。
同じく辞書によりますと、
1.戦いに関する事柄。武芸。「武を尚ぶ」また「文武の道」
2.軍事力。武力。「-を用いる」
と記載されています。
漢字の成り立ちから見ますと、「武」とは『会意文字』【漢字の六書(りくしょ)の一つ。】であり、二つの以上の字を合わせて、新しい字形と意味を構成する方法でありまして、すなわち、『二つ』の『矛』(ほこ)を『止める』ことが「武」であります。
争いごとが起きている渦中に割り込んでいき、その闘争を静止させる。これこそが本来の「武」であります。ですから、割ってはいるだけの勇気と胆力そして、武の裏づけとなる『武道』(武の技術)が自分自身の身についていなければ、決してできることではありません。ただ単に中に入り込んだのはいいが、自分が逆に叩き伏せられてしまい、返って話が複雑になってしまっては、もともこもありません。
争いごとを静止することは並大抵のことではできません。しかし、武道を修行することにより自分自身を守れるだけの自身と、率先垂範できる行動力が備わってくれば、それはそれで、武道修行の一段階としては効果があったものとみなされると思います。
今日は武道の中の「武」について、本当のさわり程度ですが記載してみました。次は後日また改めまして。
Posted by 阿羅漢 at 16:51│Comments(0)