2011年07月07日
制定居合 八本目「顔面当て」(がんめんあて)
立ち技の四本目になります。制定居合の術技も残り五本となってきました。
では、居合道術技「八本目・顔面当て」をご紹介してまいります。
一本目 「前」 の敵に対しての技。居合の全てがこの技に凝縮されています。
二本目は、「後ろ」 の敵を想定した技です。
三本目は、「受け流し」 敵を左に想定しての技です。
四本目「柄当て」 居合腰から前後の敵を制する技です。
五本目「袈裟切り」 立ち技になります。
逆袈裟に切り上げ、返す刀で袈裟に切り下ろす技です。
六本目「諸手突き」(もろてづき) 前後三人の敵を想定しての術技です。
七本目「三方切り」(さんぽうぎり) 前と左右の敵を想定しての術技です。
八本目「顔面当て」(がんめんあて) 前後二人の敵を想定しての術技です。
〔要義〕
前進中、前後二人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の顔面に「柄当て」し、続いて後の敵の「水月」を突き刺し、さらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。
(動作)
1、右足より正面に向って前進し、左足を踏み出したときに刀
に両手をかける。右足を踏み込むと同時に鞘もろとも突き出
して「柄頭」を敵の両眼の間に激しく当てる。
2、直ちに後の敵に振り向きながら「鞘引き」をする。右足を軸
に左回りに回って「鞘放れ」と同時に左足を左に踏みかえ、後
の敵に向き直ると同時に右こぶしを右上腰に当てて刃を外側
にして刀を水平にする。間をおくことなく、右足を踏み込むと同
時に上体を崩さずに右肘をじゅうぶん伸ばして敵の「水月」を
「突き刺す」。
3、正面の敵に振り向き、刀を引き抜きながら右足を軸に左回
りに回って左足を左に踏みかえ、受け流しに振りかぶり、左
手を柄にかけると同時に正面の敵に向き直り、間をおくこと
なく右足を踏み込んで正面の敵を真っ向から切り下ろす。
4、そのままの姿勢で左手を柄からはなして左帯におくると同
時に「右に開いてての血振り」をする。
5、左手を左帯から鯉口におくり、そのままの姿勢で「納刀」
する。
6、後ろ足を前足にそろえ、右手を柄からはなして「帯刀姿
勢」となり、左足より退いて元の位置にもどる。
これが、八本目「顔面当て」です。
今回は前後に二人の敵を想定しています。
いち早く敵の殺気を感じとり(柄に手をかけるなどの動作)一足早く、敵の顔面(目間)に柄頭を腰から当てていきます。刀だけで当てようとしますと、腰が伸びきった状態で腕も伸びきり力も柄頭に入りません。身体全体で敵にぶつかっていくような気持ちで柄当てをすると効果が出ます。
次に大切な事は、顔面当てをした後に刀は、敵の目間に付けた状態のままで鞘だけを後に引き、右足を軸にして180度向き直りますが、この時大きく左足を踏みかえる時に上体をぶらさないことが肝心です。
右足の「前足底」を押し込むような気持ちで、踵を浮かして回るといいと思います。この時も頭を上下させずに回ります。
最後に正面の敵に振り向きますが、この時左手は刀を迎えに行くのではなく、正面の敵に向き直ったと同時に柄へ真直ぐ上に手をあげる気持ちで手をかける、ことが大切だと思います。
最後に、本日もいつもの言葉です、
『やはり反復練習あるのみです。いい汗は流した分だけ結果に反映されます。そして動作や所作また全体の姿や形に現れてきます。練習は嘘はつきません。』
今日は八本目「顔面当て」(がんめんあて)でした。
次回は、九本目「添えて突き」(そえてづき)です。
では、居合道術技「八本目・顔面当て」をご紹介してまいります。
一本目 「前」 の敵に対しての技。居合の全てがこの技に凝縮されています。
二本目は、「後ろ」 の敵を想定した技です。
三本目は、「受け流し」 敵を左に想定しての技です。
四本目「柄当て」 居合腰から前後の敵を制する技です。
五本目「袈裟切り」 立ち技になります。
逆袈裟に切り上げ、返す刀で袈裟に切り下ろす技です。
六本目「諸手突き」(もろてづき) 前後三人の敵を想定しての術技です。
七本目「三方切り」(さんぽうぎり) 前と左右の敵を想定しての術技です。
八本目「顔面当て」(がんめんあて) 前後二人の敵を想定しての術技です。
〔要義〕
前進中、前後二人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の顔面に「柄当て」し、続いて後の敵の「水月」を突き刺し、さらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。
(動作)
1、右足より正面に向って前進し、左足を踏み出したときに刀
に両手をかける。右足を踏み込むと同時に鞘もろとも突き出
して「柄頭」を敵の両眼の間に激しく当てる。
2、直ちに後の敵に振り向きながら「鞘引き」をする。右足を軸
に左回りに回って「鞘放れ」と同時に左足を左に踏みかえ、後
の敵に向き直ると同時に右こぶしを右上腰に当てて刃を外側
にして刀を水平にする。間をおくことなく、右足を踏み込むと同
時に上体を崩さずに右肘をじゅうぶん伸ばして敵の「水月」を
「突き刺す」。
3、正面の敵に振り向き、刀を引き抜きながら右足を軸に左回
りに回って左足を左に踏みかえ、受け流しに振りかぶり、左
手を柄にかけると同時に正面の敵に向き直り、間をおくこと
なく右足を踏み込んで正面の敵を真っ向から切り下ろす。
4、そのままの姿勢で左手を柄からはなして左帯におくると同
時に「右に開いてての血振り」をする。
5、左手を左帯から鯉口におくり、そのままの姿勢で「納刀」
する。
6、後ろ足を前足にそろえ、右手を柄からはなして「帯刀姿
勢」となり、左足より退いて元の位置にもどる。
これが、八本目「顔面当て」です。
今回は前後に二人の敵を想定しています。
いち早く敵の殺気を感じとり(柄に手をかけるなどの動作)一足早く、敵の顔面(目間)に柄頭を腰から当てていきます。刀だけで当てようとしますと、腰が伸びきった状態で腕も伸びきり力も柄頭に入りません。身体全体で敵にぶつかっていくような気持ちで柄当てをすると効果が出ます。
次に大切な事は、顔面当てをした後に刀は、敵の目間に付けた状態のままで鞘だけを後に引き、右足を軸にして180度向き直りますが、この時大きく左足を踏みかえる時に上体をぶらさないことが肝心です。
右足の「前足底」を押し込むような気持ちで、踵を浮かして回るといいと思います。この時も頭を上下させずに回ります。
最後に正面の敵に振り向きますが、この時左手は刀を迎えに行くのではなく、正面の敵に向き直ったと同時に柄へ真直ぐ上に手をあげる気持ちで手をかける、ことが大切だと思います。
最後に、本日もいつもの言葉です、
『やはり反復練習あるのみです。いい汗は流した分だけ結果に反映されます。そして動作や所作また全体の姿や形に現れてきます。練習は嘘はつきません。』
今日は八本目「顔面当て」(がんめんあて)でした。
次回は、九本目「添えて突き」(そえてづき)です。
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Posted by 阿羅漢 at 18:42│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして。
制定居合のテキスト化、お疲れ様です。
コピペして使わせてもらっています。
蛇足ですが、YouTubeに全剣連が出しているDVDを型ごとに編集した動画が上がっています。
(解説は英語ですが・・・・)
参考までに1本目のアドレスを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=sDfcu9BP5fI&feature=related
今後の更新も楽しみにしております。
制定居合のテキスト化、お疲れ様です。
コピペして使わせてもらっています。
蛇足ですが、YouTubeに全剣連が出しているDVDを型ごとに編集した動画が上がっています。
(解説は英語ですが・・・・)
参考までに1本目のアドレスを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=sDfcu9BP5fI&feature=related
今後の更新も楽しみにしております。
Posted by しんいち at 2011年08月04日 11:28
しんいちさん今日は。
「コメント」ありがとうございます。
早速「YouTube」を見ました。以前から見ているものです。ありがとうございます。
演武なさっています方は、「写真で学ぶ 全剣連 居合」という本でも解説つきの演武をしています。参考までに。
「コメント」ありがとうございます。
早速「YouTube」を見ました。以前から見ているものです。ありがとうございます。
演武なさっています方は、「写真で学ぶ 全剣連 居合」という本でも解説つきの演武をしています。参考までに。
Posted by 阿羅漢
at 2011年08月04日 12:42

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