2011年09月18日
制定居合 九本目「添え手突き」(そえてづき)
「添え手突き」は、立ち技の五本目になります。制定居合の術技も残り四本となってきました。
では、居合道術技「九本目・添え手突き」をご紹介してまいります。
一本目 「前」 の敵に対しての技。居合の全てがこの技に凝縮されています。
二本目は、「後ろ」 の敵を想定した技です。
三本目は、「受け流し」 敵を左に想定しての技です。
四本目「柄当て」 居合腰から前後の敵を制する技です。
五本目「袈裟切り」 立ち技になります。
逆袈裟に切り上げ、返す刀で袈裟に切り下ろす技です。
六本目「諸手突き太>」(もろてづき) 前後三人の敵を想定しての術技です。
七本目「三方切り」(さんぽうぎり) 前と左右の敵を想定しての術技です。
八本目「顔面当て」(がんめんあて) 前後二人の敵を想定しての術技です。
九本目「添え手突き」(そえてづき) 平行に歩行しています敵を想定して
の術技です。
〔要義〕
前進中、左の敵の殺気を感じ、機先を制して右袈裟に抜き打ちし、さらに、腹部を添え手で突き刺して勝つ。
(動作)
1、右足より正面に向って前進し、左足を踏み出したとき、左
の敵に振り向くと同時に刀に両手をかける。続いて踏み出
した右足を軸にして敵に向き直りながら左足を引くと同時に
上体を左に開いて敵の右肩口から左脇腹まで「袈裟に抜き
打ちする」。
2、右足をやや外側に向けてわずかに引いて「添え手突きの
構え」となり、間をおくことなく左足を踏み込むと同時に敵の
腹部を「突き刺す」。
3、左手の位置を動かさすことなく、刀を引き抜きながら刃先
を前下に向け、右こぶしを右乳前方におくって「構え」、残
心を示す。
4、左手を刀身からはなして鯉口を握り、左足を引くと同時に
刃先の向きにそって「右に開いての血振り」をする。
5、そのままの姿勢で「納刀」する。
6、後ろ足を前足にそろえ、右手を柄からはなして「帯刀姿
勢」となり、左足より退いて元の位置にもどる。
これが、九本目「添え手突き」です。
今回の敵の想定は、同時並列に同じ方向に動いていますことを条件としています。
居合の練習をしていて感じることですが、敵はあくまでも「仮想敵」です。しかし大切なことの一つは、いち早く敵の殺気を感じとる(柄に手をかけるなどの動作)ことにあるかと思います。
仮想敵の殺気を感じる訓練は、普段の練習において培っていくしか方法はないかと思います。
道場において何気なく練習をするのではなく、常に相手を意識したうえで練習をしていきますと、機先を制しての抜き付けも可能となってくるかと思います。
また、木刀で術技を練習するのも一つの方法ではないかと思います。刀で切りかかられますと、いい気持ちはしないものですが、木刀での相対練習であれば、さほどの恐怖感も出てこないと思います。
こうして訓練を重ねたうえで、徐々に刀で組んでの練習に移行していきますと、より以上の仮想敵の実感が想定されてくるのではないでしょうか。
今回の術技で大切なことは、『続いて踏み出した右足を軸にして敵に向き直りながら』の時に、左右の足の前足底を軸にして左へ回ることと、次の、『左足を引くと同時に上体を左に開いて敵の右肩口から左脇腹まで「袈裟に抜き打ちする」。』この時、上体を早く引き過ぎますと、敵に刀が充分に届かないままに、袈裟切りを行うこととなりますので、体の捌きを充分に研究する必要があるかと思います。
最後に、本日もいつもの言葉です、
『居合道は「演舞」ではありません。常に仮想敵を意識し反復練習あるのみです。いい汗は流した分だけ結果に反映されてきます。それが、動作や所作また全体の姿や形に現れてきます。練習は嘘はつきません。』
今日は九本目「添え手突き」(そえてづき)でした。
次回は、十本目「四方切り」(しほうぎり)です。
では、居合道術技「九本目・添え手突き」をご紹介してまいります。
一本目 「前」 の敵に対しての技。居合の全てがこの技に凝縮されています。
二本目は、「後ろ」 の敵を想定した技です。
三本目は、「受け流し」 敵を左に想定しての技です。
四本目「柄当て」 居合腰から前後の敵を制する技です。
五本目「袈裟切り」 立ち技になります。
逆袈裟に切り上げ、返す刀で袈裟に切り下ろす技です。
六本目「諸手突き太>」(もろてづき) 前後三人の敵を想定しての術技です。
七本目「三方切り」(さんぽうぎり) 前と左右の敵を想定しての術技です。
八本目「顔面当て」(がんめんあて) 前後二人の敵を想定しての術技です。
九本目「添え手突き」(そえてづき) 平行に歩行しています敵を想定して
の術技です。
〔要義〕
前進中、左の敵の殺気を感じ、機先を制して右袈裟に抜き打ちし、さらに、腹部を添え手で突き刺して勝つ。
(動作)
1、右足より正面に向って前進し、左足を踏み出したとき、左
の敵に振り向くと同時に刀に両手をかける。続いて踏み出
した右足を軸にして敵に向き直りながら左足を引くと同時に
上体を左に開いて敵の右肩口から左脇腹まで「袈裟に抜き
打ちする」。
2、右足をやや外側に向けてわずかに引いて「添え手突きの
構え」となり、間をおくことなく左足を踏み込むと同時に敵の
腹部を「突き刺す」。
3、左手の位置を動かさすことなく、刀を引き抜きながら刃先
を前下に向け、右こぶしを右乳前方におくって「構え」、残
心を示す。
4、左手を刀身からはなして鯉口を握り、左足を引くと同時に
刃先の向きにそって「右に開いての血振り」をする。
5、そのままの姿勢で「納刀」する。
6、後ろ足を前足にそろえ、右手を柄からはなして「帯刀姿
勢」となり、左足より退いて元の位置にもどる。
これが、九本目「添え手突き」です。
今回の敵の想定は、同時並列に同じ方向に動いていますことを条件としています。
居合の練習をしていて感じることですが、敵はあくまでも「仮想敵」です。しかし大切なことの一つは、いち早く敵の殺気を感じとる(柄に手をかけるなどの動作)ことにあるかと思います。
仮想敵の殺気を感じる訓練は、普段の練習において培っていくしか方法はないかと思います。
道場において何気なく練習をするのではなく、常に相手を意識したうえで練習をしていきますと、機先を制しての抜き付けも可能となってくるかと思います。
また、木刀で術技を練習するのも一つの方法ではないかと思います。刀で切りかかられますと、いい気持ちはしないものですが、木刀での相対練習であれば、さほどの恐怖感も出てこないと思います。
こうして訓練を重ねたうえで、徐々に刀で組んでの練習に移行していきますと、より以上の仮想敵の実感が想定されてくるのではないでしょうか。
今回の術技で大切なことは、『続いて踏み出した右足を軸にして敵に向き直りながら』の時に、左右の足の前足底を軸にして左へ回ることと、次の、『左足を引くと同時に上体を左に開いて敵の右肩口から左脇腹まで「袈裟に抜き打ちする」。』この時、上体を早く引き過ぎますと、敵に刀が充分に届かないままに、袈裟切りを行うこととなりますので、体の捌きを充分に研究する必要があるかと思います。
最後に、本日もいつもの言葉です、
『居合道は「演舞」ではありません。常に仮想敵を意識し反復練習あるのみです。いい汗は流した分だけ結果に反映されてきます。それが、動作や所作また全体の姿や形に現れてきます。練習は嘘はつきません。』
今日は九本目「添え手突き」(そえてづき)でした。
次回は、十本目「四方切り」(しほうぎり)です。
タグ :道
Posted by 阿羅漢 at
16:34
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