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プロフィール
阿羅漢
とにかく日本武道(杖道,居合道,護身術)が好きで、毎日稽古で汗を流しています。
タイ国はイサ-ン地方の田舎町に念願の、武道と日本の文化及び伝統や歴史を知ってもらうための発信基地「少林夢想会」を設立し、日々武道の稽古に勤しんでいます。
自前の道場ですので、稽古はいつでもできます。是非一緒に武道の稽古を遣りましょう。初心者も大歓迎です。心から、お待ちしています。

2013年03月26日

泰国杖・居合道稽古会(定例稽古)  (居合編)

 昨日は稽古会の「杖道」の稽古内容そして、「松井先生語録」を記載しました。
 今日は杖の稽古の後で、「居合」の稽古を引続き行いましたので、その内容を参考に記載しておきます。稽古に参加された方は復習として、欠席された方は次回の稽古の予習のつもりで、読んでいただければ幸いです。

〔居合道〕
・形(術技)〔正座の部〕
       一本目  前
       二本目  後ろ

(全日本剣道連盟居合審判・審査上の着眼点)から
 一本目  前
   一.抜きつけのとき、充分に鞘引きをしているか。
   二.左の耳にそって、後ろを突く気持ちで振りかぶっているか。
   三.振りかぶった切っ先は、水平より下がっていないか。
   四.間をおくことなく切り下ろしているか。
   五.切り下ろした切っ先は、わずかに下がっているか。
   六.血振りの体勢は正しいか。
   七.正しく納刀しているか。

 二本目  後ろ
   一.刀を抜きながら向き直ると同時に、左足をやや左寄りに踏み込
     んでいるか。
   二.敵のこめかみに正しく抜きつけているか。

 居合は「杖道」や「剣道」と違い相手が居ません。相手は『仮想的』です。自分と同じ背丈の相手を、仮想的として目の前に思い浮かべ感じて、術技を行っていきます。
 そして基本的に居合は『後の先』となっています。
 例えば、一本目「前」の〔要義〕にはこう記載されています。

・対座している敵の殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。

 また、二本目「後ろ」の〔要義〕にはこう記載されています。
・背後にすわっている敵の殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。

 このように、術技の方法論としては、敵の行為や行動又はきっかけによって、こちらが機先を制して抜きつけますが、本来は、刀を抜かないで勝ちを制する(勝機を得る)ことが一番大切なことではないでしょうか。

 居合の教えの中には『鞘の内』という言葉があります。

 また、支那の有名な兵法書「孫子」には、このように書かれています。

    戦わずして勝つことが 善なり


 むやみやたらに「刀」を抜いて振り回すな。相手に切りつけるな、ということでありますが、往昔の「武士」もぎりぎりの際まで、「刀」は抜くことは無かったのではないでしょうか。
 しかし、自己の身の安全を考えて、やむを得ずに抜き放つ場合は、刀は『序破急』の所作により抜き放ちます。

 くるならこい。しかし、やらないなら、やめろ。 

 そして、古歌にもこのように歌われています
 
 「居合とは 人に斬られず 人斬らず 己を責めて 平かの道」とありますように、

 「刀を抜かずに敵を制し、気迫を以って勝ちを修める

 ことが究極の目的ではないでしょうか。
 
 次回の稽古は、一本目「前」,二本目「後ろ」の復習に続いて、三本目「受け流し」,四本目「柄当て」,五本目「袈裟切り」を稽古していきたいと思います。

 室内が暑いですから、水分補給を忘れずに行いながら稽古してください。
 

タグ :居合

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Posted by 阿羅漢 at 17:38│Comments(0)居合
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